
BR-800の弟分(妹分?)である「MICRO BR」ことBR-80が2011年6月に発売されるわけですが、そちらの機能を気にしている方も多いかと思われます。
価格や型番から言って単純にBR-800のほうがBR-80より上というわけではない点には注意が必要です。
まずは公式の情報にリンク。
MICRO BR BR-80
BR-80はコンパクトで同時録音が2トラック、しかし同時再生は8トラックで64Vトラック装備、エフェクトもCOSM搭載と共通の機能が多く見受けられます。上記リンクにはこうあります。
Live RecモードというのはBR-800で言うソング・スケッチ機能のこと。
SONARのバージョンが最新の「SONAR X1 LE」になっている(BR-800は1世代前のSONAR 8.5 LE)のも違いですが、これはあまり差はないと思っていいです。
問題は、やはりeBandモードです。
eBandとは、正式名称が「eBand JS-8」。「ボス オーディオプレイヤー ギターエフェクター」という呼称も与えられています。
熟年ギタリストを中心に絶大な人気を誇る機種で、なんでも売り切れ続出だそうです。
まあ、そんな評判はこの際どうでもいいのですが、楽器練習にはもってこいの機能が満載の機種なのです。機能についてはこのレビューが詳しいです。
【BARKS編集部レビュー】BOSS eBAND JS-8はアマチュアギタリストが夢に見たプレーヤー
これを読むと非常に魅力的に思えてくるんですが、そのeBandのほとんどの機能がBR-80には搭載されているのです(詳細は実際に発売されてみないと不明ですが)。
BR-800は、MP3ファイルの再生すらできないのですから、その差は大きいです。
一応、BR-800にもA-Bリピートはありますし、再生速度を変える機能もあります。しかし、再生速度の変更がけっこう面倒。
なんといっても5/6トラックに限るというのがなんとも。BR Wave Converterを使う必要があるというわけです。
USBストレージモードでエクスプローラーでコピーできるソング・スケッチ機能でもサクっとやって欲しいのですが。さらに、速度は1/2倍しかありませんし。
ファームウェアのアップデートで機能追加、というのは同社のR-9とかであったようなので、BR-800にも期待したいところです(ここまでの機能追加は無理かなあ?とは思いますが、それでも期待します!)。
MICRO BR BR-80については、別記事「MICRO BR BR-80」もどうぞ。