
BR-800の入出力は、ギター、マイク、シンセサイザーなどに対応可能な複数の入力と、ラインおよびヘッドフォン出力が用意されています。
ヘッドフォンおよびギター/ベース用の入力は前面に、その他の入出力はリアパネル(背面)に用意されています。
以下の図はマニュアル p.32 からの引用です。
なお、ケーブルの接続については、「各機器の電源がオフの状態で行ってください」とマニュアルにありますが、接続時に出力のボリュームをしぼっておけば、さほど気にする必要はないかと思われます。
録音ソースの設定などに関しては、「入力を選ぶ」を参照のこと。
リアパネルのINPUT 1-4については、バランス(XLR/TRS)タイプの端子が装備されています。
INPUT 4 のXLR タイプ・コネクターは、ファンタム電源48Vに対応。ファンタム電源対応のコンデンサー・マイクを接続することが可能です(マニュアル p.142)。
ファンタム電源の供給、設定については、「ファンタム電源電源の供給」も参照。
別売りのフット・スイッチを使用すると、再生/録音などの一部コントロールが可能になります。
ジャックはリアパネルのFOOT SW/EXP PEDALジャックを使用します。
フット・スイッチとしてFS-5U(別売)を使うときは、FS-5Uのポラリティー・スイッチを左に設定します(マニュアル p.131)。
フット・スイッチの機能を選択する方法は以下のとおり。
フット・スイッチの機能は以下のとおり。
設定値 | 解説 |
---|---|
PLAY | フット・スイッチを踏むたびに、曲の再生と停止を繰り返します。 |
REC | [REC]ボタンを押したときと同じ動作をします。 |
BR-800では、エクスプレッション・ペダルの使用も可能です。
動作としては、以下の3種類のコントロールが可能。
エクスプレッション・ペダルは、インサート・エフェクトをオンにすると使用できるようになります。
たとえば、ワウなら、ギター用インサート・エフェクトのアルゴリズム(E.GUITAR MULTIなど)のパラメーターに「WAH」などがあるので、それをONにした上でパラメーターを調節します。初期状態ではP50. PedalWahが用意されているので、まずはそれを試すのがいいでしょう。
また、エフェクトの設定によって以下のように動作します。
注意点としては以下の点がマニュアルに記載されています(p. 131)。
リアパネルのライン・インは、上記の図にあるようにiPodをはじめとするMP3プレーヤーなどを接続する際に利用します。お気に入りの曲に合わせてギターの練習をするのに便利です。
また、外部音源、シンセサイザーなどをつなぐのにも利用できます。この際に、「ライン・イン・ミックス」を使えば、外部ミキサーを用意することなく、BR-800の再生音およびINPUTに接続したギターなどの音(もちろん、エフェクト込みの音)をミックスして出力できるので便利です。
ライン・イン・ミックス機能の設定方法は以下のとおり(マニュアル p.134)。
外部ミキサーが用意できる場合は、「LINE IN MIX」を「OFF」のままでOK。ミキサー経由でBR-800と他の機器をつなぎます。
なお、ライン・インの音量調整は、接続する機器で行うことになります(BR-800側で入力レベルの調整はできません)。
また、マニュアルには以下の注意点も挙げられています。
「INPUT SELECT(P.37)のINPUT を「LINE IN」に設定している場合は、LINE IN MIX を「ON」にしてもライン・イン・ミックスは機能しません。」