====== エレキでアコギ ====== BR-800には、**エレキギターでアコースティックギターの音を出す**エフェクトが用意されています。 あらかじめパッチとして2種類が用意されているので、面倒はありません。 パッチは、1つはレスポール用(for LP)、もう1つはストラト用(for ST)という感じ。 とりあえず、選んですぐ鳴らせるのがナイス。 ===== アルゴリズムとパラメーター ===== アルゴリズム的には「ACOUSTIC SIMULATOR」という名称(以下は細かい設定をするとき以外は気にする必要はないかも)。 >ピックアップやボディーなど、ギターの特徴的な部分をシミュレートすることにより、1本のギターで、タイプの違うギターを何本も取り替えるような使いかたをすることができます。 と、マニュアルのp.78にあります。 パラメーターとしては、「TYPE」に2種類の選択肢を用意。「S→AC」と「H→AC」です。それぞれの内容は以下のとおり。 **S→AC**\\ シングル・コイル・ピックアップの音をアコースティック・ギターの音に変化させます。 **H→AC**\\ ハムバッキング・ピックアップの音をアコースティック・ギターの音に変化させます。 このほか、「LOW」「HIGH」「BODY」「LEVEL」のパラメーターがあります。 「BODY」の説明は以下のとおり。 >ボディーの鳴りを調節します。 >値を上げると鳴りが大きくなり、下げるとピエゾ・ピックアップの音質に近づきます。 ===== サンプル ===== 最後に実際の音を聴いていただきましょう。 今回使用したギターはストラトタイプのギター。 BR-800のエフェクトで使用したパッチは、ストラト用の「P52 for ST (AC SIM)」というものです。 複数の異なるフレーズについて、ライン入力そのままの音(オリジナル)と、BR-800でエフェクトをかけたものの両方を掲載しています。 なお、録音はBR-800ではなく別のオーディオインターフェイスを使って行っているので、BR-800で直接録音したものとはニュアンスが異なることになりそうですが、オリジナルとエフェクトの違いを聴くという分には問題ないかと思われます。また、エフェクトの適用は、パソコンからSONARで出力した音をBR-800に出し、エフェクトを適用した音をSONARに戻して録音するという手法をとっています(方法は[[リアンプ|]]参照)。 ●ストローク(フロントピックアップ) {{:effects:01line-front.mp3|オリジナル}}\\ {{:effects:01br-front.mp3|BR-800のエフェクト}} ●アルペジオ {{:effects:03line-arpe.mp3|オリジナル}}\\ {{:effects:03br-arpe.mp3|BR-800のエフェクト}} ●カッティング {{:effects:05line-cut2.mp3|オリジナル}}\\ {{:effects:05br-cut2.mp3|BR-800のエフェクト}} ●ボサノバ風 {{:effects:06line-three.mp3|オリジナル}}\\ {{:effects:06br-three.mp3|BR-800のエフェクト}} **エレキギターでアコースティックギターの音を出す**ことはできているでしょうか?